費用について
医療費助成制度で自己負担額を軽減できる可能性があります
■ イブグリース1本あたりの値段と自己負担額の目安
イブグリースはバイオテクノロジーの技術を使って開発されたお薬であり、1本あたりの値段は50,782円です。このうち、7~9割は健康保険(公的な医療保険)から支払われますので、患者さんの自己負担額は残りの1~3割であり、3割負担の場合では15,235円です。
実際に窓口で支払う費用は、検査費や治療費、その他の薬剤費などを合計した金額になります。
■ 医療保険制度
日本では、すべての国民が何らかの健康保険(公的な医療保険)に加入し、医療費の一部負担金を支払うだけで医療が受けられます。加入している健康保険の情報は、マイナンバーカードを健康保険証として登録していれば、「マイナポータル」というウェブサイトで確認することができます。
マイナンバーカードの健康保険証利用について
マイナンバーカードの健康保険証利用登録手続きなどについては、厚生労働省ホームページ「マイナンバーカードの健康保険証利用について」をご参照ください。
注意
2024年12月2日に健康保険証の新規発行が終了し、マイナンバーカードでの健康保険証利用を基本とする仕組みに移行する予定です。詳しくは加入している健康保険にお問合せください。
- 発行済みの健康保険証は、経過措置により最長1年間は引き続き使用することが可能です。
- マイナンバーカードの健康保険証利用登録手続きがお済みでない方には、加入している健康保険から資格確認書が送付される予定です。
■ 治療スケジュールごとの薬剤費の自己負担額の目安
1回あたり/1ヵ月あたりの自己負担額の目安は、治療スケジュールによって異なります。最初の1ヵ月目と、2ヵ月目以降での自己負担額の目安は以下の通りです。
実際に窓口で支払う費用は、検査費や治療費、その他の薬剤費などを合計した金額になります。
■ 主な医療費の助成制度
健康保険や国、地方自治体が、医療費の自己負担額や税金の一部を負担してくれる助成制度があります。主な助成制度は以下の通りです。
詳しくは、加入している健康保険やお住まいの市区町村へお問い合わせください。
● 高額療養費制度
1ヵ月の自己負担額が上限額を超えた場合に超えた金額分を支給する制度です。
上限額(最終的な自己負担額)は、患者さんの年齢や収入によって異なります。
69歳以下の方の場合
70歳以上の方の場合
詳しくは、厚生労働省ホームページ「高額療養費制度を利用される皆さまへ」などをご参照ください。
● 付加給付制度
企業の健康保険組合や共済組合などによっては独自の給付制度が設けられ、1ヵ月の自己負担額の上限額が高額療養費制度よりも低く設定されていることがあります※。
※企業の健康保険組合や共済組合などによって設定されている上限額は異なります。組合が設定した上限額を超えていれば、高額療養費制度の上限額に達していなくても付加給付の対象となります。
詳しくは、あなたが加入している組合が発行するたよりなどをご覧になるか、組合に直接お問い合わせください。
●自治体による助成制度
各市区町村で内容は異なりますが、「子ども医療費助成制度」や「ひとり親家庭等医療費助成制度」などの助成制度があります。
詳しくは、お住まいの市区町村にお問い合わせください。
● 医療費控除
1年間に支払った医療費の総額が10万円※を超えた場合、確定申告を行うことで税金の一部が減額される制度です。
医療費控除額に税率を掛けた分の税金が減額されます。
詳しくは、国税庁ホームページ「医療費を支払ったとき(医療費控除)」などをご参照ください。