注意が必要な副作用

ケサンラの注意が必要な副作用として、ARIA 、 脳出血、重篤な過敏症があります。

1.アミロイド関連画像異常[ARIA(アリア)]、脳出血

ケサンラのようなアミロイドβプラークを除去する薬を使用すると、ARIAがあらわれる可能性があります。ARIAは脳の部分的なむくみや脳の一部の出血などがMRI検査で見つけられるものです。

  • 多くの場合、症状がありません。

ARIAの多くは症状があらわれないため、ARIAを早期に発見し、適切な対応をおこなうために定期的なMRI検査が必要です。
医師の指示に従い、必ずMRI検査を受けてください。

MRI検査のスケジュール
ケサンラの投与量は1回目(0週)が350mg、2回目(4週)が700mg、3回目(8週)が1050mg、4回目(12週)以降は1400mgです。アミロイドβプラークの除去が確認された時点で投与完了、投与期間は最長で18か月(約1年半)です。
  • MRI検査は、投与開始前(1年以内)、2回目・3回目・4回目及び7回目の投与前、以降6ヵ月に1回、おこなうこととされています(ケサンラ電子添文、最適使用推進ガイドラインに基づく)。
  • ARIAの多くは投与開始24週以内に報告されています。
  • ARIAを疑う症状があらわれた場合は、上記タイミング以外でもMRI検査をおこないます。
  • 以下のような症状が見られる場合もあります。
  • なお、ARIAの発現しやすさには、遺伝的背景(アポリポ蛋白E〈APOE〉遺伝子の型)が関係することが知られています。
    このため、APOE遺伝子検査をおこなうかどうかをご本人・ご家族や介護者などと相談の上、主治医が検討します。
    検査を行う場合は、検査の目的や内容について十分説明を受け、十分に理解し、同意したうえで、国が承認した検査方法を用いて行われます。

また、まれに脳出血が見られることがあります。

以下のような症状があらわれたら、ケサンラの治療を受けている病院、ご家族・介護者に速やかにご連絡ください。

ARIA、脳出血に共通の症状

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 嘔吐(おうと)
  • めまい
  • 言語障害(言葉が出ない)

ARIAの症状

  • 錯乱(注意力が散漫になる、問いかけに間違った答えをする、行動にまとまりがない)
  • けいれん(手足のふるえ)
  • 視覚障害(見えづらくなった、文字や形が見えにくい)

脳出血の症状

  • 突然意識が低下・消失する
  • 手足が動かない

など

ご家族・介護者は、
ご本人の状態の変化について観察し、普段と様子が異なる場合には
速やかに病院に連絡してください。

「ケサンラ®治療カード」を常に携帯し、医師・薬剤師に提示してください。
ケサンラの治療を受けている病院以外を受診する際には、必ずケサンラの治療を受けていることを伝えましょう。

ケサンラと下記のお薬を一緒に使用すると、脳に出血が起こる可能性があり、特に注意が必要です。

  • 血栓ができるのを防ぐ薬
    ワルファリンカリウム、アスピリン、クロピドグレル硫酸塩など
  • 血栓を溶かす薬
    アルテプラーゼ(遺伝子組換え)など

おもて

うら

ケサンラの注意が必要な副作用として、ARIA、脳出血、重篤な過敏症があります。

2.重篤な過敏症(アナフィラキシーを含む)

ケサンラの投与で、重篤な過敏症があらわれる可能性があります。

  • 多くは投与中または投与終了後30分以内にあらわれます。

→ 医療機関の指示に従い、しばらく院内で様子をみてください。

以下のような症状があらわれたら、ケサンラの治療を受けている病院、ご家族・介護者に速やかにご連絡ください。

重篤な過敏症に関する症状

  • 赤い湿疹
  • 汗をかく
  • 寒気
  • 息苦しい(呼吸困難)
  • 吐き気
  • 嘔吐(おうと) など

ご家族・介護者は、
ご本人の状態の変化について観察し、普段と様子が異なる場合には
速やかに病院に連絡してください。